目を楽しませる、あっと思わせる。最近、焼き物を“遊ぶ”のが楽しくて。
最近は頭でいろいろ考えなくても、体が勝手に動くようになってきて、より理想に近づいてきているような気がしているんです。
「いままで真面目に作ってきました。もちろんそれは大切なことなんですが、2015年はもう少し遊んでいきたいんですよね」という言葉が、今回の『あそび初め』のスタートです。お料理を盛り付けるのが、いつもよりも楽しくなる…そんな新年のあそび初めにお付き合いくださいませ。
金沢・新竪町にある骨董「古器観」さん。古い九谷焼を中心に、たくさんの古き良き時代の器たちが不思議なご縁で集まる、不思議な温かみを持つお店です。 本歌・吉田屋、大聖寺伊万里の珍しい染付や色絵など、古器観さん初の東京展覧会、ご高覧くださいませ。
「使いやすい」だけじゃなくて、美しい。そんな器を、ずっと追い続けていきたい。
自分のまわりのものを使った創作…、それが、自分が北海道にいる“理由”でしょうか。
なるべく使いやすく、いっそう美しく。たくさんの人に、器を楽しんでもらえるように。
今回、湯呑み、丸型や板型の平皿という黒唐津の新作を発表いたします。 湯呑みは、もともとビール用の器をイメージして、泡が膨らんだときに卵形になる?というアイデアや、帝の雰囲気に合わせた板皿など、現代的なアレンジを加えた黒唐津に、ぜひご注目ください。
もうちょっと…あと、もうちょっと…。極めたい一心で、気づけばそろそろ30年。
焼き物の材料は、地球からの“借り物”。「蹴ろくろ」を使うのも、地球への感謝の気持ちから。