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矢野 直人さん Vol.3

「使いやすい」だけじゃなくて、美しい。
そんな器を、ずっと追い続けていきたい。

矢野 直人さん

唐津焼

1976年 唐津市に生まれる
1994年 5年間アメリカ留学
2002年 佐賀県立有田窯業大学校卒業
2003年 佐賀県立有田窯業大学校嘱託講師
2004年 自宅・殿山窯(唐津市鎮西町名護屋)にて作陶始める

見て、美しい。使って、美しい。
花入れには二つの魅力があると思うんです。

花入れには、二種類の魅力があると思います。一つは、形そのものが目を引くデザインになっていて、器だけでも十分に楽しめるタイプ。もう一つは、形自体はすっとしたシンプルなもので、花を生けてその美しさがより深まるタイプ。どちらの魅力も楽しんでほしくて、どちらのタイプの花入れもつくっています。
形そのものを楽しめる花入れには、ひょうたん型の作品があります。一番こだわっているのは、そのライン。ひょうたん型の成型は、技術的な観点だけで考えると、さほど特別な技巧が必要とされるものではありません。ただ、自分の納得できる美しい曲線を出そうとするとやっぱり難しいし、なかなか奥が深い。とにかく「美しく見えるように」ということをずっと考えて向き合ってきた、思い入れのある花入れです。
シンプルな形の花入れは、あえて口を小さめに作っています。口が大きすぎると、生けられた花々が暴れてしまい、きれいに見えないこともありますよね。気負わずに花を生けてもしっくり来る、パッと美しく映える――そんな、花を生けることを純粋に楽しめる器をつくりたい、という思いから生まれたものです。

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注ぐ、持つ、運ぶ……日常使いの器は、
「使いやすさ」にも、こだわりたくて。

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花入れだけでなく、どんな器をつくるときも、見た目の美しさだけでなく「使いやすさ」にこだわりたい――それが、僕が焼き物でとても大切にしていることです。例えば片口は、注ぎ口がなるべく注ぎやすい形になるように。コップは、持ったときに手のひらに心地よく収まるような丸みと軽さに。板型の平皿はサイドの部分を少し斜めに立てることで指がかかって運びやすいように。
僕自身、形としては古い唐津焼きの持つシンプルな味わいが好きなんです。その形をできるだけ保ちつつ、現代の暮らしに適した“使いやすさ”をプラスして、いいものに仕上げていくことが、永遠のテーマですね。ただ「美しい」だけじゃなくて、使いやすい。そして、ただ「使いやすい」だけじゃなくて、美しい。そんな両面をあわせ持つ器を、ずっと追い続けていきたいと思っています。

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右都和より

矢野さんの個展、皆さまに大好評をいただきました。真っ先に菊の大皿をお求めいただいた方がいらしゃったり、黒唐津の菊皿、平皿は料理人の方に大人気で、すぐに完売。三島の小皿は「ぐい呑みにも使えるよね」と酒器が祖好きな方にも安い!と評判。まさに矢野直人さんらしさをお求めいただきました。個展は11月11日で終わりますが、黒唐津をはじめ、矢野さんの器を定期的に展示して参りますので、今後とも神楽坂の帝(MIKADO)に遊びにいらしてくださいね。

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