アンティークを見て触れることで見えてくるんです。――その時代に生きた、職人の気持ちっていうのかな。
言葉にはできないけれど、自分の中にある“何か”を形にする。それが僕なりの、焼き物との向き合い方です。
竹内瑠璃さんが尊敬する九谷の大先輩から、瑠璃さんにメッセージをいただきました。瑠璃さんの人となりはもちろん、先輩の寛容さ、温かさこそもぜひ感じてください。瑠璃さんのような作家さんが育つ九谷の環境って、素晴らしい…。
2015年3月26日。いよいよ個展が始まります。これまで春を表現していた題材に、初夏の雰囲気を加えることで時間の幅を持たせる…、今回はシンプルな色づかいと絵柄のまま、より「世界観」を広げて表現することに挑戦しました。
土が求める「なりたい形」を叶える。人の心を満たす。――そんな“一生一品”を目指して器を作っています。
小さくても見せ場があり、自分の個性が表現できている…。そんな「華」のある作品に一歩でも近づきたいと思っています。「陶箱」には、描かれた物語を“探す”おもしろさがあるんです。
描くものに命を吹き込む、“線”の力。師匠の筆づかいに惹かれて、九谷焼の道へ。
目を楽しませる、あっと思わせる。最近、焼き物を“遊ぶ”のが楽しくて。
最近は頭でいろいろ考えなくても、体が勝手に動くようになってきて、より理想に近づいてきているような気がしているんです。