2015年3月26日。いよいよ個展が始まります。これまで春を表現していた題材に、初夏の雰囲気を加えることで時間の幅を持たせる…、今回はシンプルな色づかいと絵柄のまま、より「世界観」を広げて表現することに挑戦しました。
特別な土でも、稀少な土でも何でもない、普通の土を、器として形にしていく塊さん。塊さんの〝 焼もん 〟は、植物、食物という地球からの頂き物が、自然に、そして美しく見えるのだと思います。
土が求める「なりたい形」を叶える。人の心を満たす。――そんな“一生一品”を目指して器を作っています。
繊細な技法と色使いが生み出す世界は、米国ニューヨークでは、Microscopic Craftと呼ばれ、〝微細の芸術品〟と言われています。このたび、東京は神楽坂、京都は祇園で『瑠璃の森』をご覧いただけることになりました。つるばらの新作を含めて、どうぞ、ご自身でお楽しみください。
小さくても見せ場があり、自分の個性が表現できている…。そんな「華」のある作品に一歩でも近づきたいと思っています。「陶箱」には、描かれた物語を“探す”おもしろさがあるんです。
描くものに命を吹き込む、“線”の力。師匠の筆づかいに惹かれて、九谷焼の道へ。
目を楽しませる、あっと思わせる。最近、焼き物を“遊ぶ”のが楽しくて。