10/4(木)〜9(火)かなざわ・古器観 骨董展『むかし+いま』

かなざわ・古器観 骨董展『むかし+いま』
日時■2018年10月4日(木)〜9日(火)
場所■ギャラリー&カフェ 帝 MIKADO
時間■11:30〜19:00(水曜定休)
古器観店主・東冨美子さん在廊予定■全日
むかし+いま=むかしま
ではなくて。
むかし+いま=ひたすら楽しい
です。
金沢の骨董店「古器観」さんの季節がやってまいりました。
今回のテーマは現代作家の器との組み合わせ遊び。
これ、実は帝にいらっしゃるお料理屋さんの器選びなんです。
そんな、ひたすら広がる楽しい世界を、
皆さまとご一緒にできればと思っています。
古器観店主・東さんも全日在廊予定となっております。
一番下、慎太郎オリジナルのお皿もお目見えします。
正式デビューは10/17から始まる銀座三越さんのイベントなのですが、
右都和サイトをご覧の方には、一足お先にどうぞ。
中国古染付中鉢
幕末伊万里染付変型鉢
明治九谷青手鉢
大聖寺伊万里皿
大聖寺伊万里皿
明治九谷呉須赤絵鉢
中国古染付鉢
明治九谷花詰盃
これはまだまだほんの一部です。
みなさま、ぜひおたのしみに!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『古器観』店主・東冨美子さんをちょっぴりご紹介。
金沢・新竪町にある骨董「古器観」さん。
古い九谷焼を中心に、たくさんの古き良き時代の器たちが
不思議なご縁で集まる、不思議な温かみを持つお店です。
本歌・吉田屋、大聖寺伊万里の珍しい染付や色絵など、
歴代の職人さんたちの手業がきらりと光る逸品が揃っています。
もともと古い九谷焼のコレクターだったという、店主の東さん。
たくさんの器と出会ううち、その魅力のとりこになったとおっしゃいます。
「昔の職人さんが、脇目も振らずに一生懸命つくった器たちには、
やはり圧倒的な“迫力”があるんです。
そして、日常の暮らしの中で
たくさんの人の手を経て長く大切に継がれてきた器たちには
独特のあたたかみがあります。
そんな、『九谷焼の美しさ、古い器の美しさ』を感じてもらいたいですね」
『古器観』店内
コレクターとして古い九谷焼を集めていた頃は、
気に入った器があっても5枚や10枚がまとまった“コレクション”としてしか
買うことができなかったと東さんは言います。
「でも実際は、まとまった数が必要となるほどの大家族の方は少ないですよね。
それなら、1枚でも2枚でも、お気に入りの器を見つけて、
“日常づかいの器”として楽しんでもらうことが大切なのではないか――。
そんな思いから『古器観』を始めたんです」
――日常づかいの器にこだわる理由、それは
「古い九谷焼きのよさは、使ってみて初めてわかるものだから」と
東さんはいきいきと語られます。
『古器観』店内
古器観店主、東さん。「古い器の素晴らしいのは、“人と人の温かいつながり”ですよね」。
長い時代、たくさんの人に大切に使われてきた歴史は、
あたたかな味わいとなって、使い手に伝わってくるそうです。
そんな思いを大切に集められた器は、
大聖寺伊万里や、古九谷ではないけれど吉田屋、
その後に生まれた再興九谷などの名だたる作品ばかり。
ちなみに、10枚器があると、1枚は作家さんの遊びがあるそうで、
一箇所だけ模様が違っていてそれを見つける楽しみがあったり、
それも古い九谷焼を扱う魅力になっているのだとか。
そんな風に作家さんが一点一点思いを込めてつくった器は、
見た人の心にも残るもの。
以前、お店に並んでいたお皿を見られたお客様が、
「あ、これおばあちゃん家で見たことある」と、
うれしい再会をされていたこともあったとおっしゃいます。
人から人へと思いをつないでいく器。
そこから生まれた縁こそ、「宝物」。
そう語る東さんが選んだ逸品を、東京・神楽坂で
じっくりご覧になってみてください。
「古器観」さんの魅力のとりこになり、何度も金沢のお店を訪れるファンは
日本全国はおろか、欧米にもいらっしゃるそう。
震災・戦災に遭っていない金沢だからこそ残せた、
九谷焼の美しさ、古い器の美しさ。
ぜひギャラリー&カフェ帝(MIKADO)にて満喫ください。
「東京の素敵な方々とお会いできるのを楽しみにしています」(東さん)