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2015/1/8(木)~1/20(火) 余宮隆 陶展『あそび初め』

神楽坂「ギャラリー&カフェ 帝(MIKADO)」で、
2015年初個展のお知らせです。

九州・天草の作家、余宮 隆(よみや たかし)さんの2015年初陶展『あそび初め』です。

日時■2015年1月8日(木)〜1/20(火)

場所■東京神楽坂 ギャラリー&カフェ 帝(MIKADO)

時間■11:30〜21:00

作家在廊日■1/8(木)、9(金)

余宮 隆(よみや やかし)さんより・・・

「僕の“ふつう”じゃない、遊んだ器に挑戦しました。
器で、みなさんを非日常にお連れできたら…
器で、食卓に変化を、そしてお部屋という空間も楽しく…
器で、旅に出かけたような気分になっていただけたら…。
遊びに加えて、新年初めてのお披露目
おめでたく、華やかな器を意識しています。
だからテーマは『余宮隆のあそび初め』。
“かたちと、焼きで遊んだ”器たちを、
今までの僕の“ふつう”の器とあわせて、
僕と一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。」

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余宮さんとお話している中で出てきた
「いままで真面目に作ってきました。
もちろんそれは大切なことなんですが、
来年からはもう少し遊んでいきたいんですよね」という言葉が、
今回の『あそび初め』のスタートです。

いつものカリッカリに焼けた余宮さんのツヤというか艶といいますか、
もしかしたらそのまま食べてしまえそうなほどの美味しそうな飴釉の焼具合はもちろん、
さらに繊細になった鎬、新しい形の器、そしてディテールの遊び…
どうぞ、新年のあそび初めにお付き合いくださいませ。

余宮さんからのメッセージを添えて、その一部をご紹介します。

◎飴釉縞魚耳盃
口径14.5×高さ8.5cm(約) ¥10,000(税別)
「実は中国語では、“余“と“魚”で同じ発音で、“ユイ”って言うらしいいんです。また、魚は縁起のいい象徴としても言われているので、ちょっと魚をつけてみました。」

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◎鉄釉縞 片口注器
口径12.5×高さ9cm(約) ¥9,000(税別)
「ちょうど独立した10年前頃に作った形、とくに注ぎ口のあたりを思い出して作りました。その頃は毎日が日曜日みたい…。開放感ばかりで、器もあそびを効かせたものが多かったんです。それから次第に現実を見つめ直し、使っていただける器を強く意識していくように…。初心を思い出すための、今回のメモリアルな器かもしれません。でも、焼具合や形は、10年でこれだけ頑張りました!という気持ちもこもっています。」

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◎鉄釉縞輪花6寸鉢
口径18×高さ9cm(約) ¥10,000(税別)
「花弁は1つひとつ、手で削り出しています。花弁の太さも、以前に比べて少し細くして、シャープさを意識しました。自分ではさらに大人っぽくなったと思っています。サイズ感がちょうど良く、サラダやお浸しなど、余宮家ではよく食卓に出ています。」

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◎鉄釉縞 輪花向付
口径15×高さ5.5cm(約) ¥5,000(税別)
「6寸鉢や、月白釉の鎬の器と合わせてお楽しみいただくことが多いです。こういう花弁のものって、小さいと可愛らしいというか、よりシャープに見えますね。」

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◎月白釉縞 輪花6寸鉢
口径18×高さ9cm(約) ¥10,000(税別)
「いつもより10度上げて焼いたら、とてもきれいに焼けました。艶もいやらしいほどのツヤツヤではなくて、とても気に入った仕上がりです。」

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◎月白釉縞 輪花向付
口径14.5×高さ6cm(約) ¥5,000(税別)
「鉄釉の鎬の向付と同じように、6寸の比べて花弁が締まって見えて、なんかこう…いい感じです(笑)。」

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鉄釉、月白釉、6寸、向付けのサイズ感はそれぞれこんな感じです。

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◎取手付片口注器
直径21×高さ18cm(約)¥18,000(税別)
「新年のおめでたさ、あそび初めの思いを込めて、宝船を意識して作りました。片口の部分がちょうど船の舳先(へさき)の部分です。波を書き分けて進む宝船、そんな“波しぶき”と“宝”を、ある部分に描いてみました。個展で探してみてくださいね。籠のように使ってフルーツをのせても面白いですし、お部屋の棚にちょっと飾ってみても面白いと思います。」

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◎鉄釉盆皿
直径29.5×高さ3cm(約)¥15,000(税別)
「最近、このような形をつくり始めたんです。盆の縁はお料理を引き立てる「額縁」のような役割だと思っています。この縁を厚めにすることで、お料理がダイレクトに伝わればいいなぁ、と。また、この大きさは、お料理とお皿の余白を楽しめるようにしたつもりです。このお皿以外にも、“あそび初め”では、いろんなタイプの縁をご用意しています。というか、いま作ってます。お楽しみに!」

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◎青灰釉粉引碗
直径12.5×高さ8cm(約)¥8,000(税別)
「このお碗の青っぽさは、登り窯の前の方で強く焼いて出しました。今回は気に入る色が出てくれて、個人的にすごく嬉しいです。一方、登り窯の後ろのほうだと、黄色い仕上がりに。こちらも温かいよい風合いになっていますので、“あそび初め”に持って行きますね。」

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◎目出鯛皿
幅19×高さ2.5cm(約)¥8,000(税別)
「いろいろ暗い世の中だからこそ、目出たくしたい!そんな思いたっぷりのお皿です。で、器で楽しくなればいいな、ということで、裏面には亀さんがいます。亀は万年、鶴は千年。この目出鯛皿は、裏面が鶴バージョンも存在します。お楽しみに!」

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ほかにもまだまだ。個展をどうぞお楽しみに…。

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